用語集
株式会社ジャパンプレス社「

略 語 | 説 明 |
3PL | メーカーから物流業務のアウトソーシング要請に応じて、集荷・配送・輸送・倉庫保管管理などを総合的に請 け負うこと。 |
4PL | 上記の3PL業務の受託範囲を更に拡大して、物流の源となる商品・部品などの受発注情報管理、SCM構築までも範囲に入れた総合物流受託業務のこと。 |
BAF | Bunker Adjustment Factor(Bunker Surchargeとも言う。)燃費の高騰(低落)があった場合の付加(割引)料金。 |
B/L | Bill of Lading、船荷証券。船主が荷主との間の運送条件を明示した運送書類のこと。船社が輸送を引き受け、指定された港で正当な引受人に貨物を引き渡すことを約束した有価証券。 |
CAF | Currency Adjustment Factor (Currency Surchargeとも言う。)通貨変動による為替差損(差益)を調整する割増(割引)料金のこと。 |
CBR | Commodity Box Rate、品目別にコンテナ1本当たりで設定された運賃体系のこと。 |
CFS | Container Freight Station、コンテナ詰めや混載を行う施設、もしくはLCL貨物を指す。 |
CIF | Cost、Insurance and Freight、運賃と保険料込み条件の価格。保険料を除く場合は、C&F(CFR)という。 |
CKD | Complete Knock Down、半完成品。自動車の海外現地工場向け部品供給に呼称される場合が多い。 |
CY | Container Yard、コンテナを搬入して蔵置や、受け渡しをする施設、もしくはヤードに直接搬入できるFCL貨物を指すこともある。 |
DDC | Destination Delivery Charge、仕向け港に到着したコンテナをコンテナ・ヤードの所定位置まで運ぶ為の費用(料金)のこと。 |
D/O | Delivery Order、船会社が本状持参人への貨物の引き渡しを、ターミナル(CY/CFS)オペレータに指示する書類。 |
DST | Double Stack Train(用語集参照) |
D/W | Deadweight Tonnage、載貨重量トンとも言い、その船が貨物を積載し得る能力をトン数で表している。 |
ECHC | Empty Container Handling Charge、空コンテナの取扱にかかる諸費用の補てんが名目のサーチャージ。 |
ETA | Estimated Time Arrival、到着予定日(時間)。 |
ETD | Estimated Time Desparture、出発予定日(時間)。 |
FAF | Fuel Adjustment Factor、燃料費に変動が生じた場合に荷主にその一部を負担してもらう為のサーチャージ。有名無実化しているBAFに変わって、アジア関係の4同盟、1協定がコンテナ貨物に対して新たに導入した。 |
FAK | Fuel All Kinds、貨物の品目を問わず、容積もしくは重量当たりで設定された運賃体系。 |
FAZ | Foreign Access Zone、輸入促進地域。港湾や空港がFAZ認定されると、関連施設の建設・運営などに税制上の優遇や公共施設の重点配分を受けられる。FAZ各港(空港)は通常、第三セクター方式で輸入促進事業を進めている。 |
FCL | Full Container Load の略。コンテナ1本を満たした貨物。 |
FEU | Forty Foot Equivalent Units、40フィート・コンテナ換算。 |
FMC | Federal Maritime Commission、米連邦海事委員会。 |
FOB | Free on Board、輸出サイドの本船渡し条件の積み価格のこと。受け荷主側が運賃、保険料を支払い、船積み決定権がある。 |
GRI | General Rate Increase、運賃一括値上げのこと。 |
IA | Independent Action、同盟メンバーが単独に、運賃(またはサービス)を設定できる独立行動権のこと。 |
IADA | Intra-Asia Discussion Agreement、アジア域内コンテナ協議協定。日本、韓国、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、タイの9ヶ国を対象地域として、このアジア域内航路のサービス船社の多くが同盟、盟外を問わず参加して結成された,航路安定化のための意見、情報交換を目的とした協議協定。 |
ICTF | Intermodal Container Transfer Facility、主に北米太平洋岸のコンテナ複合輸送接続基地を指す。 |
IPI | Interior Points Intermodal、北米西岸経由カナダ内陸及び米中西部向け複合一貫輸送(船+鉄道/トラック)。 |
JIFFA | Japan International Freight Forwarders Association、社団法人日本インターナショナルフレイトフォワーダ−ズ協会。 |
L/C | Letter of Credit、輸入国側で輸入者の依頼により銀行が発行する信用状のこと。輸出入の手形、船積書類の提示に対して信用状の発行銀行が貿易商品代金の支払いを確約する。 |
LCL | Less than Container Load、コンテナ1本に満たない量の貨物。 |
MLB | Mini-Landbridge、北米西海岸経由カナダ東部及び米東岸・ガルフ向けの複合一貫輸送(船+鉄道)。 |
NACCS | Nippon Automated Cargo Clearance System、貨物通関情報処理システム。輸出入貨物の通関関連業務の迅速化、効率化、効率化を目指した官民一体のシステム。 |
NVOCC | Non-Vessel Operating Common Carrier、自らは本船を運航しないが、集荷して輸送責任を負う利用運送事業者。 |
PNW | Pacific Northwest、北米太平洋岸北部地域。オレゴン州以北の諸港を指し、Portland、Tacoma、Seattle、VancouverB.C.などが主要港。 |
PSW | Pacific Southhwest、北太平洋岸南部地域。カリフォルニア州諸港で、Long Beach,、Los Angeles、San Francisco、Oaklandoなどが主要港。 |
Ro/Ro | Roll on/Roll off の略で、フェリーボートのように船側・船尾等のランプウェー(入口)によって荷役できる貨物船。車両の輸送に適している。 |
SC | Service Contract、船社(同盟もしくは盟外船)に一定量の貨物を保証する特定荷主に対し、一定期間、船社が割安運賃/サービスを提供する双務契約。 |
SCM | Supply Chan Management、マーケティング/生産/物流といった業務をチェーンのようにつなげてマネジメントする経営概念。需給予測から生産/物流計画まで綿密にたて、原材料の調達、生産、保管、輸送、配達をトータルに情報管理する。 |
Sea-NACCS | NACCS欄参照。当初、航空貨物を対象にスタートしたNACCSの海上貨物版。1991年から税関、通関業者、銀行の3者でスタート、99年から船社、海貨業者、保税地域(CYオペレータ)も加わった。 |
SLB | Siberia Landbridge、CISのシベリア大陸横断鉄道を利用して、極東側と欧州、中東とを結ぶ複合一貫輸送。 |
TEU | Twenty Foot Equivalent Uniits、20フィート・コンテナ換算。 |
THC | Terminal Handling Charge、ターミナル内で発生するコンテナ取り扱い費用についてのサーチャージ。通常、揚げ地、積み地の両方でかかる。 |
TSA | Transupacific Stabilization Agreement、太平洋航路安定化協定。太平洋航路の同盟・盟外14社が参加、同盟・盟外 の枠を越えて航路運営の安定化を図っている協定。 |
YAS | Yen Appreciation Surcharge、円高損失補填料金。アジア関係の同盟・協定が円高対策でCAF「通貨割増料)に変えて導入した為替サーチャージ。 |
株式会社ジャパンプレス社「

用 語 | 説 明 |
インターポート | Interports、日本では極東・東南ア域内港、もしくは近海を指す。 |
インランド・デポ | Inland Depot、コンテナの内陸輸送ルートの接続・集配地点に位置するターミナル。内陸港もしくは貨物集配所。 |
ウェイビル | Waybill、B/Lのように有価証券の性格を有しない運送状。B/Lの紛失、盗難などの事故を解消する方策として考案されたもの。 |
ウェーポート | Way-ports、主体とする航路の両端の地域でなく、その途中に存在する港。ウェーポートサービスとはこうした途中寄港サービスのこと。 |
上屋 | Shed、主に港頭で一時的に貨物を蔵置するための施設。在来船の輸出入貨物を搬入し、通関、保管を行う。 |
運賃(マネー)プール協定 | 同盟あるいは協定参加メンバーがあらかじめ設定した積み取りシェアに基き、一定運賃をプールしておき、一定期間後、参加メンバーに払い戻すシステム。 |
オフ・ドック | Off Dock、港頭地域から離れた位置に設置される“内陸港”のこと。貨物の集配機能を有し、通関なども同時に行われるのが通例。 |
協定 | Agreement、同盟(後出参照)と同じく運賃、サービス等について複数の船社がカルテルを行う場(組織)。同盟に比べてカルテルは支配力は弱いとされるが、明確に区分する規定はない。 |
コーロード | Co-Load、混載貨物をコンテナ1本にまとめるため、2社以上の輸送業者が協力すること。 |
コントロールド・キャリア | Controlled Carrer、米海事法で国営船社のこと。資本・資産のすべて、あるいは一部が直接的、間接的に船籍国の政府または関係機関によって保有・管理されている船社。 |
混載 | Consolidationとも言い、ひとつのコンテナに2種類、2荷主以上の貨物を積み合わせること。 |
シー/エア | 海上(船)と空輸(航空機)を継いで貨物を運ぶ複合輸送。 |
シャシー | Chassis、コンテナを載せるトラック、鉄道用の台車のことを言う。車軸及び車輪懸架、制動など走行に必要な装置をもち、道路輸送の場合は専用のトレーラによって輸送される。コンテナ専用トレーラをシャシーと呼ぶときもある。 |
重量建て | Weight Basis、貨物の重量単位で運賃料率を設定すること。 |
スペース・チャーター | Space Charter、相互の場合は複数の船社が互いに船腹を提供しあって同一航路でサービスを行うこと。個別配船に比べて、投入船腹の割に多くの配船便数を得られるメリットがある。また、単に一方的に他社の船腹スペースを借りる場合にも言うことがある。 |
スルーB/L |
Through Bill of Lading、通し船荷証券のこと。複数の輸送人や運送手段を利用して、積地から揚地まで単一責任でカバーするB/L。 |
ダブル・スタック・トレーン | Double Stack Train(DST)、米国鉄道による海上コンテナの輸送方式。コンテナを2段積みした貨車を通常15〜18両編成(1両10FEU積み)で運行。 |
多目的船 | Multi-purpose Ship、コンテナだけでなく重量物、長尺物などのブレーク・バルク貨物も合わせて積み取れる機能を持つ船型を総称して言う。セミコン船も同意語と解釈される場合もある。 |
定曜日サービス | 各寄港地への出入港曜日を固定したサービス。主要航路では、物流の完璧なコントロールを目指したサービス形態として定着している。 |
同盟 | Conference、ある一定の定期航路でそこに配船する複数の船社が安定サービスの提供を目的に、運賃、サービス等について協定を結んだカルテルのこと。 |
ドライ・コンテナ | Dry Containers、一般雑貨輸送を目的とした密閉型コンテナ。冷凍や液体など特殊貨物以外に供されるもの。 |
トランシップ | Transhipment(T/S)、本船が直接寄港する港から他の港に貨物を積み替え輸送するサービス形態。 |
トランジット・タイム | Transit Time、船積み地から特定の仕向港/地点までの輸送所要日数(時間)。 |
ハイキューブ・コンテナ | High-Cube Containers、長さ40フィートの海上コンテナの内、高さが9.6フィート以上のものを指す。また、最近は長さ45フィートのハイキューブ・コンテナも北米航路に投入する船社が増えてきた。 |
パナマックス | パナマ運河を通航できる最大船型。具体的には船幅が32.3メートル以下の本船で、最大6万トン程度の本船のことを言う。パナマ運河の通航を想定しないで建造した本船の場合はオーバー・パナマックスと呼ばれる。 |
バースターム | Berth Term、積地、揚地の船内荷役費を運送人が負担するという取引条件のこと。定期航路では殆どこの運賃条件になっている。 |
フィーダー | Feeder、本船が直接寄港する幹線の主要港から別便で枝分かれした支線のこと。 |
複合一貫輸送 | 船と鉄道/トラック、船と航空機など異種の輸送手段を組み合わせて、単一のB/Lで最終仕向地まで一貫して輸送するサービス。 |
フラットカー | Flactcar、鉄道台車の一種。コンテナ貨物輸送に供される。 |
フリータイム | Free Time、揚げ地においてCFSやCYから貨物を引き取る際、保管料(デマレージ=Demurrage)の支払いを免除される一定期間のこと。この期間を過ぎると保管料が課せられる。 |
プリフィックス・コード | Prefix Cord、コンテナ容器がそれぞれ持っている識別番号。このコードと番号の組み合わせによってコンテナの戸籍が確認される。 |
ブレーク・バルク・カーゴ | Break Bulk Cargo、通常、バラ荷、かさ高貨物のこと。コンテナ化できない貨物全般を指す。 |
便宜置船籍 | 船主がパナマ、リベリア、キプロスというような外国に船籍を移管、登録することをいい、こうした船舶を便宜置船籍と呼ぶ。船籍の受入国に係わる税金が安価なことなどから先進海運国によって利用されている。 |
ポリネット | Polinet、船会社、海貨業者、検量、検数業者の4業種間において、データ通信を介して船積み情報の相互通信を行う情報ネットワーク。 |
盟外 | 同盟に所属せずに独自の運賃で定期サービスを行うキャリア。インデペンデント、アウトサイダーとも呼ばれる。 |
容積建て | Measurement Basis、貨物の容積で運賃料率を設定すること。 |